ロンドンにいるからこそ、日本にいる人より分かること、伝えられることがあるのは確か。
でも金曜日に感じたのはイギリスに住んでいる人の意見が時に偏って日本に伝わって、それが全てのように拡散される違和感。(これは今回のイギリスの選挙でも同じようなことが起きたのかもしれない。)
最初の違和感は投票前に友達から”残留派が勝ったみたい”というメッセージをもらった時。そのリンクを見たらなんと、UKIPのナイジェル・ファラージの言葉が大きくYahoo Newsに取り上げられていた。
英独立党 残留が勝ったようだ
ロンドンにいれば「あーフェラージのコメントかぁ、信憑性なし!」って思えても、日本にいたら、残留確定かなと思わせてもおかしくないような記事。開票結果が出た後も、なんだか不安を煽ったり、EUからの移民がイギリスに悪影響を及ぼしてるような記事が拡散されたり。大きな災害や事件が起こった時には、必ずと言っていいほどデマが流れるので確証がないものをむやみにシェアするのはやめるようにしているけど、イギリスに住んでいる人のもっともな意見として拡散されていく記事を見ているだけなのは辛かった。そして、土曜日の朝いつもブログを読んでいるYoko Kloedenさんの記事が更新されていて、いつもの知的な記事にほっとした。
コメント欄ではいろんな意見が書いてあるけれど、私としては記事の内容に概ね共感、そして何より投票結果が出た次の日にスピード感を持ってこの記事を出してくれたこと素晴らしいと思います。
私のブログは、基本的に庶民的なロンドン暮らしを綴ることが中心なのでこれからこの選挙について書くことはあまりないと思うけれど、それでもこれから何か動きがあった時には記事に出来たらいいなと思います。
前置きが長くなりましたが、国民選挙の翌日の土曜日はロンドンではPride Paradeが行われました。LGBTの方向けのパレードなのですが、Regent StreetからTrafalgar Squareまでパレードが何時間も続きます。
今年のテーマはNO FILTER!! |
オーランドの銃乱射事件の追悼もパレードで明るく |
教会からのLGBTの団体も多かった。 |
救急車もレインボー |
(EUの旗を揚げている人もいたけれど、誰かが言い合ったり、険悪なムードになることはありませんでした。)
「仮に自分がマイノリティー(例えば障害やLGBTになったとして)になったとしても、ロンドンなら社会が受け入れてくれるかもしれない」って思える、これからEUを離脱することになっても多様性を受け入れる文化がいつまでもロンドンに残ってほしいと思います。
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